抜歯等で歯が抜けたところはどうするの 

歯を1本失うと噛む効率は70%程度まで低減します。歯は28本もあるので「1本くらい」と軽視されがちですが、歯を失うと、顎の力を支えている他の歯に大きな負荷がかかります。本来28本の歯で分散して支えているものが残っている歯で支えなくてはなりません。歯が抜けて当初は不便さを感じてもやがて慣れてしまいます。慣れてしまったとはいえ実は様々な問題が進行します。まず、抜けた歯の隣の歯が傾いてきます。また、抜けた歯と噛み合っていた歯が浮いて出てきます(この現象を『挺出:ていしゅつ』と言います)。歯列が乱れて歯並びが悪くなると、咬み合わせのバランスが崩れ、歯周病や歯根破折、顎関節症等の疾患に罹患しやすくなり、時間の経過とともに口腔内の状況は確実に悪化していきます。『口は内臓の入り口』と言われ、歯を失う事により食事を上手くとれなくなり、その結果、体に必要な栄養が摂取できず、様々な全身の病に罹患しやすくなります。1本の歯を大切にする事が他の歯を守り、体全体の健康維持につながります。歯が抜けたのを放置しておく事はやがて全ての歯を失うプロローグであり、放置する期間が長ければ長い程、元に戻すための治療が難しくなります。問題が深刻になる前に早期に治療されることをお勧めします。

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両隣の歯が欠損側に歯が傾斜してきます。

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反対側の歯が延びで出てきます(この現象を『挺出(ていしゅつ)』と言います)。

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挺出した歯の隙間や傾斜した歯面に食べカスが詰まりやすくなり、特異的に歯周病虫歯に羅患しやすくなります。

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歯並びが変わることにより咬み合わせのバランスが崩れ、噛み合う際に強く接触する歯面としない歯面がでてきます。その結果、強く当たる歯面は、歯が欠けてしまったり(歯牙破折)、歯を支えている顎の骨が咬む力を支えきれなくなり顎骨レベルが低下します(この現象を『外傷性咬合による歯周病』といいます)。

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奥歯が無くなることにより、咬む力が残っている歯に集中し、外傷性咬合による歯周病)を起こし、また上顎の前歯が前方に移動し広がってきます(この現象を『フレアーアウト』と言います)。

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咬み合せのバランスが悪くなることにより、額関節に負担がかかり、開口障害などの顎関節症)に罹患します。
 欠損部の治療  - Bridge , Denture & Implamt -

歯が抜けたところの治療として次の3つの方法が考えられます

インプラント法 ブリッジ法 入れ歯法
イメージ像
歯の長持ち度
硬いものが噛める ×
違和感がない ×
美しさ(綺麗さ) 保険の材質:×
保険外の材質:◎
保険の材質:×
保険外の材質:○
保険適応がある ×
(保険適応外になります

(保険対応の材質と保険外の材質があります)

(保険対応の材質と保険外の材質があります)
特徴 両隣の歯を削らずに治すことができます。また、取り外しの必要もありません。義歯やブリッジと違い、歯根まで補うので、機能的に優れており長期にわたりご使用できる安定した治療方法です。ただし、治療期間を要する事や、保険外治療になることが欠点になります。 隣接する歯を削ってブリッジの支台とします。固定式なので、取り外しの必要がありません。ただしこの方法はブリッジの支台の歯の骨レベルが良好であること、歯の欠損範囲が狭いことが条件になります。 入れ歯は欠損歯の永久的な代替物となるものではありません。不安定で取り付けが緩いため、機能面でも快適さの点でも劣ります。利点は多くありませんが、あげるとすれば隣接歯に影響が少ないことがあります。また装着が容易で、保険の材質であれば費用も比較的安価です。
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